Interview 人を知る

共に働く職員とは「保育の楽しさ」を
保護者とは「子育ての楽しさ」を
共有したい。
平成19年入職 保育士
K.S さん
大島つばさ保育園

Interview Special Movie

大島つばさ保育園のこと、保育の仕事のことを教えてください。
法人内の別の園から大島つばさ保育園に異動して2年目になります。当園では異年齢保育に取り組むほか、地域の方との交流を通して人と人との関わりを大切にしている園です。年長さんになると、地域の方を講師に招いて煎茶教室を行い、季節の花を楽しみ、感謝の心やおもてなしの心を育みます。近隣に公園があり、草花の観察や虫取り、どんぐり拾いなど、1年を通じて自然とふれあえる環境です。日々の遊びの中で子どもたちが「どうしてだろう」「なぜだろう」と感じたことを一緒に探究する中で、私自身もいろんなことを学んでいます。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
園全体がそうですが、「明るく元気に」を心がけています。保育園は子どもたちにとって初めての社会で、保育士は家族以外の大人の代表ですから、良い見本になれるよう、言葉遣いひとつ、行動ひとつに気をつけています。子どもたちと接するときは、なるべく目線を同じにして視線の先には何があるのかな?とひとりひとりの興味や関心、心の動きに着目して関わることを大切にしています。
ご自身の子育てと仕事の両立について教えてください。
仕事が終われば6年生の男の子、3年生の女の子の母です。仕事と育児の両立に難しさを感じて退職が頭をよぎったこともありますが、子どもが大きくなってからは気持ちの余裕が出てきて、今は「この仕事に就いたからには、体が動く間は続けたい」と思っています。兄は水泳、妹はチアリーディングに夢中です。チアは全国大会にも出場する強豪です。送り迎えなど大変なこともありますが、好きなことに打ち込む子どもたちを全力で応援しています。
園には私の他にも子育て真っ最中の保育士が多いので、おたがいさまの精神でカバーし合い、みんなの協力体制とチームワークで両立を図っています。温かい職場環境に助けられることが多いですね。
保育の仕事の魅力を教えてください。
どれだけ長く保育の仕事をしていても、同じ年はありません。そのときの子どもたちに向き合って、どんな力を伸ばしていくか、どう関わっていくかを考え、1年後に成長した姿を見ることを楽しみにしています。
駆け出しのころは、「次の発表会はどうしよう…」とプレッシャーを感じる場面もありましたが、今は同じ仕事をしていても「あれもしたいし、これもいいな」と楽しめるようになりました。自分自身の子育ての経験も活かされています。保護者の方の悩み事にも、自分ごととして「そういう時期もありますよ」と共感してあげられます。
今後の目標や、取り組みたいことを教えてください。
これまでの保育の経験と、子育ての経験をもとに、保護者の方には子育ての楽しさを、共に働く職員には保育の楽しさを感じてもらえるよう努めていきたいと思っています。