Interview 人を知る

みんな違ってみんないい。
多様性を受けとめる
保育を考えていきたい。
平成31年入職 保育士
M.K さん
射水おおぞら保育園

Interview Special Movie

射水おおぞら保育園のこと、保育の仕事のことを教えてください。
射水おおぞら保育園は、定員280名の大規模な保育園です。大学時代、インターンシップで異年齢保育にふれてみたいと思って先生に相談したところ、紹介してもらったのがこの園でした。実際に園を訪れ、異年齢保育を通じて、年下の子を思いやる優しい気持ちや、年上の子に憧れて自分もやってみようという気持ちが育まれていく様子を見て、私もここで働きたいと思いました。
子どもや保護者と接する上で、どんなことを大切にしていますか。
子どもたちにとっては、ものごとを教えてあげる「先生」というより、同じ目線で取り組む「大きい友だち」でありたいと考えています。子どもたちから教えられることも多いです。最近、チラシを使ってみんなでコマ作りをしたのですが、「こうすれば強いコマになる」とそれぞれ工夫を凝らしており、発想の柔らかさに驚きました。
私は人見知りなところがありますし、特に1年目は保護者のみなさんに対してどう関わっていけばいいのか不安に感じることもありました。ただ不安だからこそ、こちらから積極的にコミュニケーションを取るよう心がけました。その結果、保護者との距離も縮まり、信頼関係も生まれ、子育てについて相談されることが増えました。
どんなときに自分の成長を感じますか。
子どもとの関わり方は学生時代に学びましたが、現場に立つようになった今は、教科書に書かれていることがすべてではなく、そのときの状況や子どもの個性に合わせて柔軟な対応が求められるということが分かりました。保育に正解はないので、「今の関わりで良かったかな」「こうしたほうが良かったかな」と悩んだり反省したりすることもあります。先輩からのアドバイスを受けながら、日々の保育を記録し、自分の関わり方を振り返っています。
保育の仕事の魅力について教えてください。
日々の楽しい遊びや季節の行事には事前の準備が欠かせません。大変だなと思うこともありますが、子どもたちの笑顔やキラキラした目の輝き、遊びの広がりを見ると、頑張って良かったなと思えます。卒園児が遊びに来ることもあり、「先生!」と変わらず 話しかけてくれるのも嬉しいですね。
一人ひとりの子どもに合った保育は、保育の永遠のテーマです。今後は、「みんな違ってみんないい」「一人ひとりがかけがえの存在」と、それぞれの違いを認め合いながら共に育ち合うインクルーシブ保育についても学びを深めていきたいです。