Interview 人を知る

新しいこども園の姿を描いていく上で
看護師に何ができるか、
常に考えています。
令和2年入職 看護職
Y.J さん
新湊うみいろこども園

Interview Special Movie

看護師としてこども園で勤務するようになった経緯を教えてください。
以前は病院や福祉施設の看護師として働いていました。保育園で働く看護師の存在を知ったのは、たまたま見たテレビ番組がきっかけです。「チャンスがあれば自分もこんな仕事ができたらいいな」と憧れました。募集が少ない希少な職種ではありますが、チャンスは意外に早くやってきて、新たに開園する「新湊うみいろこども園」で看護師を募集していると知り、思い切って応募しました。
普段どんな仕事をしているのですか。
簡単に言えば 「保健室の先生」です。子どもたちがケガをしたり、体調が悪くなったりしたときに対応します。他には、手洗いにうがい、歯磨きの指導をしたり。感染症予防のポイントをまとめ、イラストを添えて掲示したり。自分にできることを探しながら仕事をしています。0歳、1歳など未満児クラスを中心に保育のお手伝いに入ることもあります。
子どもが体調を崩したときは、保護者の方にお迎えをお願いすることもあります。なかなか仕事を休めないお父さんお母さんの事情を汲みながらも、SOSをうまく言葉にできない子どもの立場に立ち、小さな体をしっかりと休める必要性を理解していただけるよう努めています。
子どもたちとのつながりを感じるのはどんなときですか。
子どもたちにとって看護師は、担任の保育士とは異なり、いつもそばにいる先生ではありません。でもみんな毎朝部屋をのぞくと元気に挨拶してくれますし、手紙を書いてきてくれることもあります。子どもたちの心の中に自分の存在がちゃんとあるんだと実感できると、嬉しい気持ちになります。
働く環境について教えてください。
保育教諭や栄養士などさまざまな職種が集まっている職場なので、普段からコミュニケーションを取って、いざというときに協力しあえる関係をつくることを心がけています。園に看護師は私ひとりということで不安に感じる場面もありますが、周りを見回すと、支えてくれる職員のみなさんがいます。
今後の目標や、取り組みたいことを教えてください。
当園は新型コロナウイルスの感染拡大と同時に開園した園です。これまでは行事も少なく、保護者の方が集まる機会も限られていました。コロナが落ちついた今からが、新しい子ども園の姿を築いていく段階です。看護師として、子どもの健康を守る楽しく分かりやすい衛生指導に知恵を絞るとともに、保護者や働く職員の不安や疑問を払しょくできる相談窓口としての役割を担っていきたいと思っています。