Interview 人を知る

どれだけ経験を積んでも、
学びを止めない保育者でありたい。
令和2年入職 保育教諭
A.I さん
新湊うみいろこども園

Interview Special Movie

なぜ保育の仕事に就こうと思ったのですか。
生まれ育った新湊で、私らしく働きたいと考えたときに出てきたのが保育士でした。3つ下の妹と8つ下の弟がいるということもあり、もともと小さい子のお世話をするのが好きだったんです。
射水万葉会の保育園は私にとって“母校”ですし、学生時代は実習で訪れました。ただ最終的にここで働きたいと思ったのは、なじみのある園だからではなく、保育観に共感できたからです。
担当クラスのこと、子どもたちとの関わりのことを教えてください。
今年は1歳児の担任として、元気いっぱいのみんなと一緒に遊び、成長を支援する毎日を過ごしています。子どもたちが限られた語彙で自分の気持ちを表現するのは難しいことですから、表情や目線、態度から、伝えたいことをキャッチするよう努めています。たくさん関わり、信頼関係を築いた子どもたちが、「せんせ~」とニコニコ走り寄ってきてくれるときは、幸せな気持ちになります。
保育者は、遊んでいるだけの仕事に見えがちです。でも私たちは専門職として、子どもたちに「こうなってほしい」という思いやねらいを持って関わっています。一緒に遊んで楽しいのはもちろんですが、一歩引いて冷静に考えることも大切にしています。
印象に残っている出来事をひとつ教えてください。
運動が苦手だけれど、運動会で鉄棒の前回りに挑戦したいと、園でも家でも練習していた子がいました。頑張りが実り、当日は一人で前回りを成功させました。他の子たちはもっと難しい技を披露していたのですが、私たち保育者も、その子のお母さんも、誰とも比べないその子らしい成長を喜び、思いを共有することができました。忘れられないエピソードのひとつです。
プライベートで打ち込んでいることはありますか。
編み物が好きで、頭の中を空っぽにして編み針を動かしています。今編んでいるのはブランケットにマット、その他いろいろ。完成する前にあれも作ってみたいとアイデアが湧いてきます(笑)。クリスマス前には保育室に自作のアドベントカレンダーを飾り、みんなに好評でした。
どんな保育者でありたいですか。
社会人になる際に掲げた「学びを止めない」という目標を忘れず、実践していきたいと思っています。学生の頃から、勉強はあまり好きではないけれど、学ぶことは大好きです。どんなにキャリアを積んでも、日々学ぶことがあるのは保育の仕事の魅力です。「これはこういうもの」と視野を狭めることなく学び続け、子どもたちに向き合っていきたいです。