Interview 人を知る

日々の訪問で利用者さんの笑顔を見るとこちらも温かな気持ちになれます。
令和 2年入職 介護職・サービス提供責任者(訪問介護)
M.K さん
在宅介護事業部よろこび よろこび射水緑ケアセンター

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介護の仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。
訪問介護の仕事を始めて5年目になります。母が亡くなったことを機に、介護業界に興味を持つようになりました。射水万葉会のことは、たまたま看板を見かけて知りました。周囲に聞いてみたところ、福利厚生が整っているいい職場だということで、「母の代わりに利用者さんを介護したい」という思いに後押しされて入職を希望しました。
入職前に介護職員初任者研修の資格を取得し、入職後、法人の奨学金制度を活用して介護福祉士の国家資格を取得しました。異業種からの転職は珍しいそうですが、みなさん温かく迎えてくれ、ほっとしたことを覚えています。
仕事内容と職場の様子を教えてください。
利用者さんのお宅を訪問し、それぞれの状況に応じて食事・入浴・排泄などの身体介助、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活支援を行っています。一日6~7軒のお宅を回る日もありますし、訪問は行わず事務所で計画を立てる日もあります。もともと無理がないルートが組まれているので、残業はあまりありません。
この職場には、パートタイムの方を含め、幅広い年齢のスタッフが在籍しています。みな明るく元気で、何でも話し合える環境です。
どんなときに仕事の楽しさ、難しさを感じますか。
訪問するのは認知症の方も多く、毎回「はじめまして」のつもりで自己紹介することも珍しくありません。それでもその日の会話の中で利用者さんが笑顔になってくれたとき、「ありがとう」「また来てね」と喜んでもらえたときは、こちらも温かな気持ちになれます。思わぬトラブルもありますが、迷うことがあればセンターにすぐ電話して相談できる安心感があります。
印象に残っている出来事を教えてください。
在宅看取りを支えた経験が印象に残っています。当初はご飯も食べられず、いつ亡くなるかという状態でしたが、サービスに入っていく中でご自分で食事を食べられるようになりました。好物のアイスや果物を味わい、自宅で誕生日を迎え、ご家族に見守られて亡くなりました。利用者さんとそのご家族に、安心して、穏やかに最期の時間を過ごしてもらう上で、訪問介護が担う役割を実感した出来事です。
今後の目標や、取り組みたいことを教えてください。
当センターでは質の高いサービスの実現に向けて、みんなで話し合い、実践を重ねています。私個人としても、介護技術はもちろん、利用者さんと向き合うための心構えやコミュニケーション能力を高めていきたいと思っています。